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エル・グレコ展 [日記]

 昨日の定休日、朝からいきおいをつけて、国立国際美術館へいってきました。淀屋橋から歩いたので足が疲れました。エル・グレコはそんなに好みではなかったのです。高校の頃に、美術の先生に、「とにかくたくさんの絵を見なさい。」と言われたので、美術館へ行ったり、図書館で有名な画家の画集を見ました。エル・グレコは画集で見ました。
受胎告知であったと思います。何かきつい感じを受けたのを覚えています。スペインの画家ということで、フラメンコの赤と黒が重なるような感じでした。(本当はギリシャ人でした。)
 今回はグレコの作品を、プラド、メトロポリタン、ボストンを始め十数か国の美術館とトレドの教会群から、借り集め
日本では最大規模のエル・グレコ展だと聞いて受胎告知以外の作品も見てみたいと思ったのであります。
EPSON006.JPG
EPSON007.JPG
 「無原罪のお宿り」という作品です。高さ347センチ。トレドのサン・ビセント教会のオバリュー礼拝堂に掲げられました。主題は聖母マリアが原罪を免れて母アンナの胎内に宿ったという教義です。グレコは15世紀から16世紀の人ですが、この主題はスペインで17世紀以降絶大な支持を得たそうです。
 50点ほどの作品を観終わって、パンフレットに受胎告知について書いてある
 「引き伸ばされたマリアの人体やらせんを描くように上昇するエネルギー、超自然的な色彩の乱舞はエル・グレコ の芸術の頂点をなす。」
にあるように、まさしく上昇するエネルギーの雰囲気を感じることが出来ました。
アートはやはり直に見なければいけないと思います。
 これで、十数か国回らなくても、エル・グレコの筆のタッチに触れることが出来ました。
 ちなみに、前から人体の顔が細長いのと、体が長い感じがしていましたが、それは礼拝堂で人々が下から見ることを考慮して書かれているからだそうです。
            
 
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