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クラリネット・コンサート [日記]

 大阪信愛女学院であった、クラリネットコンサートは、演奏曲がもともとのオーケストラの曲ばかりなので、普段聞く曲よりゆっくりな感じがしました。ごいっしょしている音楽の先生が、「クラリネットは指を動かさなければならないから、ヴアイオリンのようには早くひけないんですよ。」とおっしゃっていました。
この間の総勢8名のクラリネット・アンサンブルの方がインパクトが強かったです。きっと、上手な方ばかりだったのだと思います。
 オランダのカプリチオ・クラリネット・オーケストラは、中学生ぐらいの子供も6人いました。老若男女取り合わせという感じでしたが、総勢50名ほどおられたので、迫力がありました。
 指揮者のジョン・ベル・デールさんが独奏された、イスラエルのフオークダンス曲は軽快で素敵でした。(クレズマーという音楽に分類されるもので、ユダヤの特殊な奏法だそうです。皆さんよくご存知のマイムマイムもそうです。)
 ちょっと、心配したのは、バスクラリネットを吹いていた高齢な男性が途中で楽器を持って、フラフラと舞台そでに入られて、座ったかと思うところんと横になられました。立てた両足が見えていたので、命に別状はないと分かるものの
ずっと気が気ではなく、落ち着いて聞いていられませんでした。でも、他の奏者の方は無論、演奏に集中しておられました。一度指揮者のベールさんが、ちらりとすばやく舞台そでを見ていました。演奏が終わった時、オーケストラの若い男性が舞台そでに迎えに行くと元気に話しながら出てこられたのでやれやれ。
 合同演奏が終わった時に、関西クラリネットソサエティの指揮者岩井秀昭氏が、
 「今日演奏をいっしょにした私の娘がそこに機嫌よくおりますが、実は結婚して1年半で夫が亡くなりました。二人の結婚の時に演奏された友人作曲の曲を追悼の意味を込めて演奏いたします。」と岩井さんとベールさんで演奏されました。お嬢さんがハンカチで涙をふくのや、他のメンバーがもらい泣きをしている様子が見えるもので、つらかったです。でも、ああ、このように音楽を愛する方たちは、人生を音楽で彩りながら生きていらっしゃるんだと思いました。このコンサートこそ放送やCDでは味わえない生の風情を感じさせてもらいました。やっぱり、音楽は聞きにいかなあかん。



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