SSブログ

レオ・ヌッチーバリトン・リサイタル [日記]

 オペラ歌手のリサイタルは3度目ですが、良かったですよお~!音楽が分からない、求める感性もない店主でしたが、縁あって音楽の先生の付添つきでクラシックを聴き始めて、3年になろうとしています。最初のバス・リサイタルでは、前半は「うー、分からん!」という感じでしたが後半どんどん楽しくなってきました。最近ではとても楽しみになっています。前回のソプラノ、エヴアさんのリサイタルではゾクゾクしました。
 今回は、1曲目のヴエルディ「詩人の祈り」から、「うわお!」でしたよ。」
 いつも通り、目でも楽しむべく双眼鏡をまえから6番目の席でかまえていたので、レオ・ヌッチさんのお顔を、毛の1本1本も、しわもぜえ~んぶしっかり見ながら聞きました。腕がだるかったです。
 伴奏が今まではピアノだけでしたが、今回はイタリアン・チェンバー・オペラ・カルテットにプラスビオラの5人の演奏はミニオーケストラのようでした。(演奏、美しかったです。ピアノもハープも、ヴアイオリンもチェロもビオラもそれぞれに美しく、ハーモニーはさらに美しく、レオ・ヌッチが歌い上げる。まさしく歌い上げていました。かなりのお年であろうにアリアばかり、12曲、アンコール2曲。すごかったです。
EPSON008.JPG
 調べました。レオ・ヌッチさん、御年70歳でした!
 現代イタリア・オペラ界最高のバリトン歌手として、今も王道をを歩み続けておられるのですね。しかし、70歳で2時間アリアを歌い続けるとは。
 歌手は人自体が楽器ですから、持って生まれた素質と努力の両方がとても大事だと思います。
 彼は15歳の時に声学教師マリオ・ビガッツィに才能を見いだされて、ボローニャでフィアット(車)の修理工場で機械工として働きながら声楽を学び、ジュゼッペ・マルケーゼの下で研鑽を積んだそうです。
イタリア・オペラを中心に幅広いレパートリーを持ち、ヴェルディの「リゴレット」を最も得意としているそうですが、その他ヴェリズモ・オペラも手中に収めているということです。(ヴェリズモオペラがいかなるものか、店主はわかりませんが。)
 驚いたのは、アンコール曲(勿忘草?)でレオ・ヌッチさんが聴衆にいっしょに歌うようにジェスチャーされると、大半の方々が歌い始めたことです。当たり前のことながらオペラ好きの方々が来られている訳なのでしょうが、それにも感動してしまいました。レオさん、とてもうれしそうでした。2曲目のアンコール「オー・ソレ・ミヨ」は、調子に乗って、店主も知っているところだけ大口開けて歌いました。
 近い将来、お話の筋を勉強してから、オペラを見に行こうと思いますが、大阪にはオペラができる劇場が少ないので、上演されるオペラも少ないのだそうです。
 
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:インテリア・雑貨

nice! 0

コメント 1

ドミンゴ ファン あるふぁ

レオ・ヌッチさんのリサイタルはエキサイティングでしたね。
いやぁ~もう感動しちゃいました。
特にイル・トロバトーレと仮面舞踏会、リゴレットはサスガの一言につきるすごい歌いっぷりでしたね。
いつも思うのですが、こういうリサイタルは東京中心で関西ではなかなかありませんよね。だから今回は期待どおり久々の<当たり>ですよ。
さて、当日のアンコールは5曲です。(けっして、上げ足を取るわけではありません。アンコール2曲目は小生もわかりませんでした)
1.ヴェルディ「リゴレット」より ”悪魔め、鬼め”
2.ベッチャ 「ロリータ」
3.ヴェルディ「イル・トロバトーレ」より ”君の微笑み”
4.デ・クルティス 「忘れな草」
5.ディ・カプア 「オー ソレ ミオ」
さて、関西でオペラを楽しむならやっぱり「びわ湖ホール」ですよ。
音響も素晴らしく、なによりロケーションがよいので音楽の余韻も楽しめますよ。ぜひお出かけを
by ドミンゴ ファン あるふぁ (2012-11-20 11:18) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

ギャラリー猫・外猫ポストカード ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。