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バスとバリトンのリサイタル [日記]

 昨夕は、ペルトゥージ&ガッロのデュオ・リサイタルへ行ってきました。
「誰も眠ってはならない」など、テノール歌手の歌は耳にすることはありましたが、バスとバリトンのリサイタルとはさぞかし重厚なものであろうと覚悟しながら参りました。ヴェルディ、ジョルダーノなどから、ソロと二重唱で10曲。ジョルダーノのソロ「誇り高き宮殿よ、お前に最後の別れを」を聞いて、「ああ、オペラや。でも意味がじぇんじぇえん分かりません。パンフレットが1000円だったので、けちって買わなかったのです。
 2曲目の二重唱「みんな俺の名を讃えている」が終わって、ピアニストの浅野さんと手を携えて、拍手を受けるとき、浅野さんが大きなためいきを!とても緊張されているようでした。同行の音楽の先生のお話によると、「本当はオーケストラの演奏で歌うものを、ピアノだけで伴奏するのはとても大変なことです。歌手に合わせるのもまた、大変むずかしい。この方は大変優れたピアニストです。」とおっしゃっていました。ふう~ん、そうなんだ。分からないながらも、響きとエネルギーのある低音は大変心地よかったです。
 最後の方は、ポピュラーな音楽でムーンリバーやマイウエイで歌手も観客もリラックスしたところで、演目終了。あれ、ちょっと短かったなと思っておりましたら、アンコールで歌ってくださったのが、とてもコミカルな曲で
早口言葉のようなのがいっぱい。津軽三味線のはやびき(?)のような、もう口が楽器でした。観客は、もりあがり、二度目のアンコールにも出て来てくれてびっくりしていたら。ミュージカルからニューヨーク(踊ってくれました)など、5度もアンコールに答えてくれて、観客はどんどん盛り上がり、えらいことやいつ終わるのかと思っておりましたら、静かな曲で落ち着かせてくれました。このアンコールも込みのリサイタルだったのでしょうね。
 楽しかった!
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